3年間のSRI農法普及活動の振り返りと学び(2009年活動)

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3年間のSRI農法普及活動の振り返りと学び(2009年活動)

2010年11月28日

ずっと∞の活動も3年目に突入しましたので、これまでのカンボジアでの活動を振り返ってみようと思います。

ずっと∞は、2008年からカンボジアのずっと∞村でSRI農法の普及活動や貯蓄・貸付グループの結成および運営強化を行ってきました。
農家から大きな反響をいただいているのは、何といってもSRI農法です。
カンボジアでは、SRI農法は、12の要素からなる農法とされています。
12の要素については、こちらをご覧ください。

活動2年目の2009年は、14の村を対象にSRI農法の紹介とトレーニングを行い、多くの農家さんが、小さな区画でSRI農法と今までの伝統的農法(慣行農法)の比較栽培試験を行いました。
しかし、全員の状況を詳しくモニタリングするのは大変なので、詳細なモニタリングは1年目と同じ3村6名のボランティア農家に対象に行いました。

1年目活動では、ボランティア農家の方は、SRI農法の全12項目を実践せず、6項目程度の導入にとどまりました。
そこで、2年目活動では、1年目に導入されなかった項目について重点的なトレーニングを行いました。
その結果、SRI農法試験区では、農家が導入した項目は9項目に増加し、収量も慣行農法の2.3トン/haに対し、SRI農法では2.7トン/haを得ることができました。
これは1年目よりも良い結果と言えます。
2年目試験では、若い苗を使って栽培を行ったことが良い結果を招いたのではないかと考えられます。

しかし、農家の方が本格的にSRI農法を実践したのは、小さな面積の比較栽培試験区のみでした。
私たちとしては、試験区で実験的にSRI農法を導入するだけではなく、もっと大きな面積で本格的にSRI農法を導入してほしいと考えていたので、比較試験区の外ではSRI農法の導入が限定的であったことは、ちょっと残念でした。
農家さんに、なぜSRI農法を大きな面積で実践しないのですかと訊いたところ、「SRI農法が有効であることは理解できるけれど、手間がかかる項目もあるので、大きな面積でSRI農法を行うのは難しいね」とのことでした。
そこで、3年目は、どうしたら大きな面積でSRI農法を導入できるのかを、一緒に考えてみようということになりました。

(来月につづきます。お楽しみに。)




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zuttos * [10年]SRI稲作農法 * 19:08 * comments(0) * trackbacks(0)
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