農地を手放してしまったずっと∞村の人たち(2) 

農地を手放してしまったずっと∞村の人たち(2): 持続可能な開発と環境に向けて行動するNPOずっと∞サステイナブルのブログです

農地を手放してしまったずっと∞村の人たち(2)


ずっと∞サステイナブルでは、今回の現地調査で、SRI(System of Rice Intensification)が田植えなどの労働力を減少させることができることを確認しました。ずっと∞村の農家では、田植えなど大変忙しい時期には、労働者をやとっている人もいるようですので、このような農家にとっては、SRI農法を採用し労働力の軽減すれば大変助かることなります。

一方、ずっと∞村には、家族が病気になった等の理由で現金が必要になり、過去に農地を手放してしまった人たちもいます。これらの人たちは、自らの労働力を提供することによって生計をたてています(工場労働者、建設労働者、農業労働者など)。特に農業労働者の人にとっては、将来的にSRI農法が広まった際に、労働力提供の機会が減ってしまう危険があることになります。

ずっと∞サステイナブルでは、SRI農法を村の人たちの生活を改善する一つの手段となるのでは考えておりますが、農地を手放してしまった人たちに悪影響を与えることは本意ではありません。そこで、まず、農地を手放してしまった村の人がどのような生活を送っており、どのような問題を抱えているのかを知るために、インタビューをしてみました。

農地を手放してしまった人(2)
この家族も、10年前に家族が病気になったためお金が必要になり、農地を売ってしまったとのことです。ご主人はお亡くなりになっており、現在は、奥さんが孤児であるいとこ4人とともに暮らしているとのことです。しかし、ご自身も病気で農作業等ができないため、親類からの援助と子どもたち4人の労働(村の中で、牛、水田、果樹などの世話をする)によって、生計を立てているそうです。1日お手伝いをすると、US$1.5程度もらえるそうです。子どもたちは、以前は学校に通っていたそうですが、学校から帰ってきても食べるものがないために、学校に行くのを辞めてしまったそうです。乾期には農作業がないために、村の人から借金をせざるをえず、それを労働で返済するしかないため、長時間の労働をしなくてはならないそうです。子供達には、プノンペンで建設労働者として働いてほしいが、プノンペンまで送り出すお金がないとのこと。また、お金があれば、お菓子を作って売りたいというアイデアがあるそうです。


ずっと∞の活動にご関心を持っていただいた方へ
早速行動してみる!
メールマガジンを読んでみる


ずっと∞ブログは、開発と環境を両立させた持続可能な社会に向けて行動するNPOずっと∞サステイナブルの有志が発行する私的なブログです

zuttos * [08年]SRI稲作農法 * 14:43 * comments(0) * trackbacks(0)
このページの先頭へ