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3年間のSRI農法普及活動の振り返りと学び(2008年活動)

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3年間のSRI農法普及活動の振り返りと学び(2008年活動)

2010年9月17日

ずっと∞の活動も3年目に突入しましたので、一度、これまでのカンボジアでの活動を振り返ってみようと思います。

ずっと∞は、2008年からカンボジアのずっと∞村でSRI農法の普及活動や貯蓄・貸付グループの結成および運営強化を行ってきました。
農家から大きな反響をいただいているのは、何といってもSRI農法です。
カンボジアでは、SRI農法は、12の要素からなる農法とされています。
12の要素については、こちらをご覧ください。

私たちの調査によれば、農家の方は、それがSRI農法の要素だと知らないものの、SRI農法12要素のうち2要素程度を私たちの活動前から実践されていたようです。

活動1年目の2008年は、3つの村を対象にSRI農法の紹介とトレーニングを行いました。
そして、各村2名、計6名の農家さんにボランティアとして参加いただき、小さな区画でSRI農法と今までの伝統的農法(慣行農法)の比較栽培試験を行いました。
ところが、農家の方はSRI農法の試験区でも12項目全てを実践したわけではなく、実践したのは6項目程度にとどまりました。
特に苗作りに関する項目はあまり守られませんでした。
SRI農法を完全には信じきれなかったということでしょうか。
結果として、SRI農法の収量は慣行農法よりやや多い程度でした。

我々としては、正直がっかりだったのですが、農家の方からはSRI農法は非常に良いという思わぬ反響をいただきました。
なぜかというと、「収量があまり増えなくても、田植えに使う苗をずっと減らすことができるので、来年の種もみとしてお米をたくさん保存しておく必要がなく、その分お米をたくさん食べれるからね」とのことでした。
ずっと∞村の農家は、種籾を買うのではなく、前年に収穫した米を種籾として使っているのです。
また、「化学肥料の使用量を減らしても、堆肥を使えば大丈夫だね。」という意見も多くいただきました。
1年目の比較栽培試験を終え、SRI農法に対する農家の意欲は、ぐんと高まりました。

でも、私たちとしてはもう少し良い結果が出てほしいという気持ちもありました。
そこで、なぜいくつかのSRI農法要素が実践されなかったのか、農家の方に訊いてみました。
話を聞いてみると、確かに、いくつかの要素は農家にとっては非現実的で、実践するのは無理かなあと思いました。
でも、できそうな項目もありました。
そこで、2年目はできるだけSRI農法の要素をたくさん実践してみようということになりました。

(次回につづきます。お楽しみに。)





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zuttos * [10年]SRI稲作農法 * 21:29 * comments(0) * trackbacks(0)

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