3年間のSRI農法普及活動の振り返りと学び(2010年活動)

3年間のSRI農法普及活動の振り返りと学び(2010年活動) :持続可能な開発と環境に向けて行動するNPOずっと∞サステイナブルのサイトです

3年間のSRI農法普及活動の振り返りと学び(2010年活動)

2011年2月7日

ずっと∞の活動も3年目に突入しましたので、これまでのカンボジアでの活動を振り返ってみようと思います。

ずっと∞は、2008年からカンボジアのずっと∞村でSRI農法の普及活動や貯蓄・貸付グループの結成および運営強化を行ってきました。
農家から大きな反響をいただいているのは、何といってもSRI農法です。
カンボジアでは、SRI農法は、12の要素からなる農法とされています。
12の要素については、こちらをご覧ください。

活動3年目の2010年も、これまで同様、SRI農法の紹介とトレーニングを行い、多くの農家さんが、小さな区画でSRI農法と今までの伝統的農法(慣行農法)の比較栽培試験を行いました。
しかし、全員の状況を詳しくモニタリングするのは大変なので、詳細なモニタリングは1年目および2年目と同じ3村6名のボランティア農家さんを対象に行いました。

2年目活動では、SRI農法が有効な農法であることが確認できました。
ただし、ボランティア農家さんが本格的にSRI農法を実践したのは、小さな面積の比較栽培試験区のみでした。
比較栽培試験用の小さな区画ではSRI農法の全12項目中9項目程度が導入されましたが、通常の区画では3項目程度しか実践されなかったのです。
農家さんに、なぜ他の区画ではSRI農法を実践しないのですかと訊いたところ、「SRI農法が有効であることは理解できるけれど、手間がかかる項目もあるので、大きな面積でSRI農法を行うのは難しいね」とのことでした。

そこで、現在実施中の3年目活動では、どうしたら大きな面積でSRI農法を導入できるのかを、農家さんと一緒に考えています。
例えば、SRI農法の教えに基づいて、縄を使って苗を直線状に植えることは、今までランダムに苗を植えていたカンボジアの農家さんにとってはなかなか大変なことです。
そこで、3年目活動では、より効率的な方法を探しだすことにチャンレンジしています。
例えば、ある農家さんは、縄を使わず目分量で田植えを行いました。
結果として、ちょっとぐにゃぐにゃしていますが、ある程度列に揃えて苗を植えることができました。
そして、田んぼの中が歩きやすくなり、除草がしやすくなったのです。
もしかしたら、このような方法が、この地域の農家さんには最適の方法なのかもしれません。

3年目の稲作も、そろそろ収穫の季節になりました。
どのような結果が出るのか、みなさん、お楽しみに!





ずっと∞の活動にご関心を持っていただいた方へ
早速行動してみる!
メールマガジンを読んでみる


ずっと∞ブログは、開発と環境を両立させた持続可能な社会に向けて行動するNPOずっと∞サステイナブルの有志が発行する私的なブログです

zuttos * [10年]SRI稲作農法 * 21:43 * comments(0) * trackbacks(0)
このページの先頭へ