2009年SRI農法比較試験の結果

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2009年SRI農法比較試験の結果

2010年5月1日
ずっと∞サステイナブルは、灌漑施設のない天水農業を営んでいるカンボジアのずっと∞村で有効な稲作農法として、SRI農法を農家の方にご紹介しています。農家の方には、田んぼの一部を利用して、SRI農法とこれまでの農法(慣行農法)の比較栽培試験を行ってもらいました。協力いただいた農家は、2008年に同じ試験を行っていただいた3村の6農家です。

(結果その1)
収穫量の比較は以下のとおりでした。
サムダックオブ村の協力農家さんのうち1名 12月6日収穫 慣行農法2.8ton/ha SRI農法3.7ton/ha
チャス村の協力農家さんのうち1名 12月21日収穫 慣行農法3.3ton/ha SRI農法3.5ton/ha
トボンアン村の協力農家さんのうち1名 12月21日収穫 慣行農法3.3ton/ha SRI農法4.2ton/ha
2008年に比べ、2009年は農家さんがより厳密にSRI農法を実践したからでしょうか、SRI農法の収穫量が多い農家さんが多かったです。

(結果その2)
その他にも、面白いことがいろいろわかりました。比較栽培試験では、慣行農法とSRI農法を比較してもらっているのですが、2008年と2009年で、慣行農法の内容がかなり違う農家さんが多かったのです。多くの場合、よりSRI農法に近い農法を新しい慣行農法とされているようです。農家さんにしてみれば、昨年の試験でSRI農法のほうがよいことが明らかなので、いまさら昔の慣行農法と比べてみる必要はないということでしょうか。農家さんがどのように農法を変化させていくのか追跡してみると面白いですね。農家さんは、本当に良いと思うものしか取り入れないと思いますので。

(結果その3)
農家さんは、SRI農法を良い農法と考えているようですが、比較栽培試験区外では一部の要素(例えば一株あたりの苗数を減らす)を除いて、SRI農法を大々的に取り入れているわけではありませんでした。その理由としては、家族だけで田植えをするときはSRI農法に近いやり方にしているものの、他の人に手伝ってもらったり労働者を雇ったりするときには、今までの方法でやってもらうしかないとのことでした。



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zuttos * (09年)SRI稲作農法 * 21:30 * comments(0) * trackbacks(0)
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